二酸化塩素の除菌・消臭のメカニズム
二酸化塩素の持つ強力な酸化作用で、細菌の細胞膜やウィルスのエンベロープ(外郭の膜状の構造) のタンパク質を酸化して、細菌やウィルスの機能を低下させます。
悪臭に対しては、臭いの元となる物質を酸化するので、根本的な消臭が出来ます。微生物が有機物を分解して発生させる悪臭も抑制します。
アレルゲン(アレルギーを引き起こす物質)のタンパク質も酸化するので、近年花粉対策としても期待されています。
エコム製品試験データ
抗菌試験
2012年4月に衛生微生物研究センターで実施された
エコムエアマスクの抗菌試験結果グラフ
【解説】
コントロール(エコムエアマスクを使用しない)を示す青い線は、48時間(2日)後の観察で、菌数が増えていることが確認できる。エコムエアマスク1個使用を示す赤い線は、48時間(2日)後の観察で、99.9%の除菌度を示している。
※グラフは試験環境下で得られたデータです。ご利用環境により成分の広がり方は異なります。
※本製品は、屋外、空気の流れる空間では、効果を発揮できない場合があります。
【試験内容】
試験目的:検体の抗菌力を調べる。
検体:エコムエアマスク
試験方法:
- 試験菌液の作製:試験菌を普通寒天培地に接種し、35℃、24時間培養後、減菌生理食塩水を用いて107/ml に調整したものを試験菌液とした。
- 試験試料の作製:5cm×5cm に切り取った綿布を試験試料とした。
- 試験菌液の接種および培養:試験試料に作製した試験菌液を接種し、密閉容器(L25cm×W30cm×H25cm)に吊り下げ、この密閉容器の蓋部分に検体1つを貼り付け、相対湿度90%以上の環境にし、完全密閉した。この容器を35℃ で24時間培養した。また、検体を貼り付けていないものをコントロールとし、同様に試験を行った。
生菌数測定:24時間培養後、布をストマッカー袋に入れ、SCDLP培地で洗い出したものを試験液とし、試験液の10倍希釈系列を作製した。これら希釈液をSCDLP寒天培地に接種し、35℃、48時間培養した。培養後、形成された集落をカウントし、生菌数を換算した。
以上
消臭試験
2012年4月に衛生微生物研究センターで実施された
エコムエアマスクの消臭試験結果グラフ
【解説】
コントロール(エコムエアマスクを使用しない)を示す青い線は、時間経過とともに少しずつ臭いが薄くなることが確認できるが、完全に臭いが消えるまでには相当な時間がかかると思われる。エコムエアマスク1個使用を示す赤い線は、メチルカプタンでは90分後に100%の消臭率。臭いの消えにくいトリメチルアミンでも180分後に100%の消臭率を示した。
※グラフは試験環境下で得られたデータです。ご利用環境により成分の広がり方は異なります。
※本製品は、屋外、空気の流れる空間では、効果を発揮できない場合があります。
【試験内容】
目的:検体の消臭効果を調べる。
検体:エコムエアマスク
対象臭気:
1/メチルメルカプタン
2/トリメチルアミン
試験方法:芳香消臭脱臭剤協議会 消臭試験法を用いた。
対象臭気濃度を設定した 10L の1つ口コック付臭い袋に、検体を1個入れ、メチルメルカプタンは、30分、60分、および90分後に北川式検知管を用いて残留濃度を測定した。 臭いの消えにくいトリメチルアミンは、臭気濃度が 0ppm になるまで30分間隔で北川式検知管を用いて残留濃度を測定した。また、臭気のみをコントロールとして同様に試験を行った。
消臭率は以下の計算式で算出した。
消臭率(%)=コントロールの残留濃度-試験試料の残留濃度/コントロールの残留濃度×100
以上
ウィルス不活化試験
2013年4月に日本食品分析センターで実施された
エコムエアマスクのウイルス不活化試験結果グラフ
【解説】
対照(エコムエアマスクを使用していない試料)を示す青い線は、2時間後と24時間(1日)後の観察で、ウイルス感染価格が上昇していることが確認できる。
エコムエアマスク1個使用を示す赤い線は、2時間後と24時間(1日)後の観察共に、ウイルス感染価は1.5未満であった。
このグラフは、試験開始時のウイルス感染価 5.5 を、2時間後と24時間(1日)後には 1.5未満まで除去する効果がある事を示しています。
<1.5=検出しないと規定しているため、除去したと判定されます。
※グラフは試験環境下で得られたデータです。ご利用環境により成分の広がり方は異なります。
※本製品は、屋外、空気の流れる空間では、効果を発揮できない場合があります。
【試験内容】
試験目的:検体のウィルスに対する不活化試験を行う。
検体:エコムエアマスク
試験概要:シャーレ(φ60mm)にウィルス浮遊液を2ml 入れ、試料とした。
検体および試料を密閉容器(容量:9L)内の底部に設置し、室温で保存し、保存2時間後および24時間後にウィルス感染価を測定した。また、あらかじめ予備試験を行い、ウィルス感染価の測定方法について検討した。なお、検体を設置しない密閉容器で保存した試料について同様に試験し、対照とした。
以上
アレルゲン測定試験
2013年4月に日本食品分析センターで実施された
エコムエアマスクのアレルゲンの測定試験結果グラフ
【解説】
対照試験液(エコムエアマスクを使用していない)を示す青い線は、30分後の観察ではアレルゲンが増加している。
2時間後と6時間後の観察でも、開始時とほとんど変化が見られない。
エコムエアマスク1個使用を示す赤い線は、30分後の観察でアレルゲンが半数近くに減少している。
2時間後と6時間後の観察では、アレルゲンが定量下限以下に減少したため検出されなかった。
※グラフは試験環境下で得られたデータです。ご利用環境により成分の広がり方は異なります。
※花粉の種類や体調、体質により有効性には個人差があります。
※本製品は、屋外、空気の流れる空間では、効果を発揮できない場合があります。
【試験内容】
試験目的:検体とアレルゲン溶液を密閉容器に設置し、室温で30分、2時間および6時間反応させた試験液中のアレルゲン濃度をELISA法により測定する。
検体:エコムエアマスク
試験方法:
- アレルゲン溶液の調整:精製花粉抗原Cryj1を、緩衝液(0.05%Tween20を含むリン酸緩衝食塩水)を用いて希釈した。
- 試験液の調整:シャーレ(φ35mm)に①で調整したアレルゲン溶液を2ml 入れて試料とした。密閉容器(容量:9L)内に検体1個を入れて1時間放置した後、試料を入れたシャーレを設置した。室温で作用させ、30分、2時間および6時間後に試料を回収し、これを試験液とした。なお、検体を設置しない密閉容器(容量:9L)内に室温で30分、2時間および6時間静置した試料について同様に試験し、対照試験液とした。
- ELISA測定:回収した試験液中のCryj1濃度を TAC(R)Cryj1 ELISA KIT(株式会社 シバヤギ)を用いて測定した(測定波長:450nm 副波長:620nm)。
- 使用機器:プレートウォッシャー マルチウォッシュⅡ(フナコシ株式会社)/プレートリーダー VERSAmax(日本モレキュラーデバイス株式会社)
以上
こんなところで活躍しています
エコムシリーズは様々な場所でご使用になれます。
海外渡航にもご使用になれます。
花粉のアレルゲン(アレルギーの原因になる抗原タンパク質)も酸化するので、花粉対策にもご利用になれます。
※全ての環境でウイルスや菌、アレルゲンを完全に除去できるものではありません。
※本製品は、空気の流れなどの環境により有効性が期待できない場合があります。
製品に関するお問い合わせ。0120-156-055受付時間 10:00-17:00 [ 土・日・祝祭日除く ]
お問い合わせはこちら